剣道の昇級審査や昇段審査はどんなことをするの?

剣道
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剣道の教室に通うようになって、
稽古も真面目に出て力も付いてきたら指導者から審査を受けてみるよう
薦めてもらえるようになります。

 

剣道を始めた年齢にもよりますが、まずは1番下の級位からの
受審になりますがどんな審査内容なのか、剣道の経験がないと
分からないですよね。

 

そこで、審査を受ける子どもを励ましてあげるためにも、
昇級、昇段審査について書いてみます。

 

余談ながら。私のところでは6月18日に第1種講習会(昇段審査・学科)が
あるのですが母子で受講しますので、うちの地域での講習会の内容にも
ちょこっと触れてみたいと思います。

 

この講習会も地域で内容が違うようなので、こんな事をするんだな
という参考にして頂けたら、と思います。

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昇級審査はどんなことをする?

管轄地区の剣道連盟が主になって実施されます。

 

地区によって審査内容が結構違うようですので、
お住まいの地区の審査基準に合う稽古をしなくてはいけませんが、
これは指導者がちゃんと教えてくれるので、保護者がどうこうする事はありませんし
心配しなくても大丈夫です。

 

保護者がすることは、審査の申請
(これは教室ごとに取りまとめて連盟に出してくれると思いますが
念の為確認してください)、審査会場までの送迎、前日に胴着や竹刀を
チェックしておけば特に問題はありません。

 

審査を受ける級位ですが、これも地区によってかなりの差がありました。
6級から、という所もあれば、8級からという地区もありました。
ここではうちの地域での昇級審査を例にします。

 

受審できるのは小学校1年生からで、その子の技量や年齢に応じて
10級からスタートします。審査は年2回で、小学6年生の冬の審査で
大体1級までなれます。力がある子は飛び級する場合もあります。

 

10~7級までは、防具なしで面打ちのような基本技や切り返しをします。

 

6級から1級は防具を付けて二人ひと組になって切り返し、打ち込み稽古、
互角稽古を続けてします。

 

4級~2級は木刀による剣道基本技稽古法を、
1級は日本剣道形の1、2、5本目をします。

 

2級を受審する子で、
もしかしたら飛び級できるかも知れないという時は、
剣道基本技稽古法と日本剣道形の両方を練習するので、
ちょっと大変そうです。

昇段審査はどういう試験?

こちらは都道府県の剣道連盟が主の審査になります。

級位審査に比べると格段と難しくなります。
級位審査ではそんなに不合格者は出ないものですが
段審査は10~20%くらいの間で、不合格者がでます。
(北海道の1種審査会の場合です。2種、高段位になるほど合格率は下がります)

 

初段から三段までは一種審査、四段、五段は二種審査、
それ以上は六段審査、七段審査、八段審査というように分かれます。

 

最高は八段で合格率1%という、日本の資格試験の中でも
最も難しい審査とも言われてます。

 

受審できる年齢は、初段が審査時に13歳以上で、
すでに一級を取得していること。二段は初段合格の翌年に受審できますが、
三段は二段合格後2年以上経っていること、四段は三段合格後
3年経っていることというように、間を空けなくては受審できません。

 

審査内容ですが、一種審査は一種講習会(学科試験)を1回受講し、
筆記試験に合格したら実技審査を受審できます。

 

二種審査では、講習会を二回受講後、実技審査があります。

 

学科試験ですが、うちの地区では全日本剣道連盟が出している
『剣道学科審査の問題例と解答例』という問題集がありまして、
その中から出題されます。

 

例えば、
・「稽古の心構え」について述べなさい
なんていう出題があります。稽古の心構え……解答例はありますが、
それを自分の言葉で書くことが大事です。

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これも、地域で出題される問題は違います。
この問題集は自分で購入してもいいのですが、教室によっては、
該当する段のところの問題と解答集をコピーして渡してくれる所もあります。

 

一種審査は、切り返し、打ち込み稽古、互角稽古。
掛かり手と元だちの両方をします。これも、地域で若干違いがあるようです。
youtubeにアップされている審査会の動画を見てみますと、
三段までの審査でも、互角稽古のみの所もありました。

 

二種審査は、互角稽古のみ。その後、日本剣道形を、
初段は五本目まで。二、三段は七本目までをします。
二種審査の方は小太刀の演目までが審査されます。

 

以前は形の審査の時に失敗しても、1回はやり直しのチャンスがあったのですが
今はそれが出来ません。1発勝負です。

 

その代わり審査員がもう1度するように指示することがあるのですが、
その時にちゃんと出来ていれば合格になるようです。

 

どこが悪かったのかは教えてもらえませんので、
間違ったままですと不合格になる可能性大です。

 

北海道の審査会では、実技試験が本当は不合格な場合でも
形の審査も受けます。実技が合格でも、形で失敗して結局不合格と
いう場合もあります。その時は、次の受審時には形の審査だけで
OKになります。

審査料は幾らくらいするの?

これも審査を主宰している地区で違うので、
通っている教室の指導者や役員の方に確認するのが間違いないです。

 

うちの地域では昇級審査は、10級で3.000円、
昇段審査は初段が約14.000円と、
調べた中ではちょっとお高めでした(苦笑)

 

言える事は、審査する級位、段位が上がるごとに
審査料も上がっていくってことですね(苦笑)。

 

昇段審査で形が不合格だったという場合は、
次の審査は形だけの受審になりますので審査料は左程かかりません。
また、昇級審査で飛び級をした場合、
追加の料金を後日請求される場合もあります。

 

北海道の審査会では段審査は不合格になると、
登録料の部分は返金してもらえます。

 

親としては助かるのですが、返金されるのって何とも切ないです(^^;
自分が受審して返金を受けた時も、悲しかったですが…

まとめ

昇級、昇段審査について簡単に纏めてみました。

 

何といっても級位、段位が上がるのは、
習っている子ども(大人もですが)にはとても励みになります。

 

級位審査は、学年にあった基本の打ち込みができているかをみているので、
あまり難しく考えず普段教室で教わっている通りのことをすれば
大体は合格できます。

 

段位審査になると、基本の動作は勿論、着装が乱れていないか
礼儀作法もちゃんとしているか等の所作も審査対象です。

 

うちの子は初段初チャレンジの時に、面を被る時緊張で
上手く面紐が結べなかったようで、パニックを起こしていたのが
見ていて分かりました。

 

でも、親は助けてあげれないんですよね。
結果、着装の乱れをチェックされてしまいました。

再チャレンジの時は、
何故かラインまで三歩で行けず(九歩の間合いといいますが)、
これまた礼儀が出来ていないという指摘…。

 

結果、またも返金を受ける羽目に…(–;

 

なので、段を受ける時には一人でちゃんと防具の着装も
できるようになっておくことや、基本の動作がきちんと
出来るようになっておくことがとても大事です。

 

このように、段審査になると一度では合格できないこともあります。
そんな時は、次、また頑張ろうと子どもさんを励ましてあげて下さいね。

 

何度もチャレンジする事で、何故ダメだったのかも子ども自身も
分かるようになりますし、子どもの成長にきっと
プラスになることと思います。

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